2023/12/21 13:02

パナマと言えばパナマ運河が有名ですが、中米に位置するパナマは人口438万人(2021年)、国土は北海道よりやや小さい国です。

1501年にスペイン人バスティーダにより発見され、1821年にスペインから大コロンビアの州として独立します。
1903年にコロンビアより独立し、1914年にアメリカの支援によりパナマ運河が開通した事でパナマの経済が潤っていく事になりました。


19世紀に入ってからパナマでのコーヒー栽培が活発になっていきます。
パナマにはバル火山と呼ばれるパナマで最も標高の高い山があり標高3474mとなっていますが、その麓がコーヒー栽培に非常に適した土地柄である為、麓には幾つものコーヒー農園が点在しています。
中でも、ボケテ地区に位置するエスメラルダ農園では1997年から育てられていたゲイシャ種が、2004年にベストオブパナマを受賞すると毎年のように受賞し続け、今では自社オークションを行っている程の高評価を得たことで、他の農園でもゲイシャが育てられパナマコーヒーの知名度を一気に高めました。

現在でも世界一高いゲイシャは、エスメラルダ農園ゲイシャオークションロットとなっており、その品質たるやまるで高級ワインのような花や果物の様々な味わいが口の中に広がっていく、コーヒーの概念をひっくり返すような味わいです。
特にパナマのコーヒーはその土壌の影響から透明感の高いコーヒーになる傾向が強く、繊細な味わいのゲイシャとの相性も良いようです。


主な栽培地域
ボケテ地区、ボルカン地区、レナシメント地区