2023/12/15 14:09
マダカスカルはアフリカの東に浮かぶ島で人口2892万 (2021年)ですが、日本の国土より1.6倍もの広さがあります。
1897年にフランスの植民地となったマダカスカルですが、その後第二次世界大戦では日本軍がイギリスと交戦した事からマダカスカルとの関係が始まり、1960年にようやくフランスから独立を果たします。
長い歴史の中でアフリカや中東、インドネシア等から集まってできた多民族国家となっています。
ニッケルやコバルト、バニラやクローブなどの香辛料が主な輸出品となり、なんと日本人より米の消費量が多い国です。
豊かな自然に恵まれ、星野の王子さまで有名になったバオバブの木や、歌で有名になったアイアイ等が生息していますが、近年樹木の大量伐採により自然破壊が急速に進んでいます。
19世紀に入ってから、レユニオン島よりブルボン種のコーヒーの木が持ち込まれましたがさび病により壊滅的打撃を受け、現在では94%がロブスタ種となっていますが、市場価格の暴落等の影響によりロブスタ種の流通も激減しています。
そんな中、近年少しずつアラビカ種の生産が増え始めています。
主な生産地域
アンタナナリボ州ミアリナボ県