2022/08/10 10:28
写真:サンパウロ州バタタイス
コーヒー豆は農作物である為に安定供給は難しく、気候の影響により生産量は激変します。
昨年からのブラジルのコーヒー生産量の減少に伴い、未だに生豆の価格は高騰しています。
今回は、そんなブラジルコーヒーの歴史を辿っていきましょう。
1727年コーヒーの木がブラジルパラー州に植えられ、30年にリオに植えられると生産量はどんどん増えていき、サンパウロにまで広がって行きました。
サントス港が設けられ、そこからコーヒー豆を出荷するようになった事から、ブラジルサントスという銘柄ができました。
1950年には、パラナ州にまで拡大しましたが、その3年後から霜害が続きパラナ州のコーヒーは壊滅します。
それを受け、1978年に日本との協力でセラードや南ミナスを新たなコーヒー栽培地域として舵を取ることとなりました。
そして、昨年ブラジルを襲った寒波により、コーヒーの栽培に甚大な被害が起きています。
コーヒーの木は、土地を開梱しコーヒーチェリーが収穫できるようになるのに7〜8年かかる為、一度コーヒーの木が枯れてしまうとその復旧に数年を要します。
価格の高騰が収まるにはまだまだ時間がかかるようです。