2022/08/07 06:29

コーヒー発祥の地エチオピアでは、今のようにコーヒー豆を焼いて液体を抽出するのではなく、実がついた状態で煮だして食べていたそうです。
6世紀頃(諸説あり)エチオピアからイエメンに渡り、長い時間をかけてアラブ世界に広がっていきます。
エチオピアでは、コーヒーセレモニーといわれるお茶会ならぬコーヒー会があり、冠婚葬祭やお客をもてなす際、目の前で生豆を焼いて抽出して振る舞う習慣があります。

エチオピアコーヒーの多くは、品種がはっきりしておらず「在来種」と表記される事が多いですが、近年エチオピア国内で品種の明確化をする動きが出てきており、幾つかの品種には番号がつけられるようになりました。
また、エチオピアでは幾つかの地域でコーヒー栽培が行われており、それぞれの地域によって味わいが異なります。




日本で有名なのは、イルガチェフェ、シダモ、ハラーですが、ヨーロッパやアラブ諸国へ流れているものも多いです。
ワインと同じように、生産地域や気候、品種の違いによって様々な味わいのコーヒーが育ちます。

・主な栽培地域
イルガチェフェ、シダマ、ハラー、ジンマ、ナケムテ、ベンチマジ