2022/08/05 23:47

コーヒー豆は、コーヒーノキという植物の種子を指しますが、コーヒーノキは大きく分けて3種類に大別されます。

一般的に缶コーヒー等に用いられるものはカネフォラ種(ロブスタ種等)と呼ばれ、低地での栽培に向く品種で病害虫にも強い為、育て易く生産量も多い反面、豆自体の味わいが乏しいコーヒーとなります。

写真:ロブスタ種生豆


コーヒー屋さんが取り扱うコーヒー豆の多くはアラビカ種と言われる品種でエチオピア起源と言われており、高温低温に弱く高地での栽培に適した品種である為、ロブスタ種より価格が高くなりますが、栽培される地域によってその品質は大きく変動します。
また、病害虫の問題も抱えている為、様々な品種改良により幾種類ものアラビカ種が世界中で栽培されています。

写真:アラビカ種(ティピカ)


もう一つは、リベリカ種と呼ばれる品種で、西アフリカで発見された品種です。アラビカ種に比べ酸味が少なくマレーシアやフィリピン等の低地で栽培されています。
気温や湿度の環境に順応性が高いのが特徴ですが、さび病などの病害には弱いです。
現在は、研究用や交配用として使われる事が多いようです。

写真:リベリカ種